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介護について

介護療養型医療施設とは?

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終の棲家

介護サービスとして次に紹介するのは「介護療養型医療施設」についてです。
こちらの施設は介護老人保健施設と対になっている施設だと考えていただければ良いでしょう。
入居のために必要な条件は要介護認定1から5と同様ですが、目指している部分が違っています。

介護老人保健施設が最終的には在宅復帰を目指しているのに対し、介護療養型医療施設においては在宅復帰を目指していません。
終の棲家としての性質も同時に持っていることになります。

また、この介護療養型医療施設には大きく2つの種類があります。
1つは「療養病床」です。
こちらは病気が原因で日常生活送ることが出来ない人が入居し生活をする場所となります。
長期の介護や医療に合わせたケアの準備があります。

もう1つは「老人性認知症疾患療養病棟」です。
名前の通り、認知症によって日常生活が困難になってしまった人を対象にする施設となります。
認知症は他の病気とは違い、「体は元気」であることも多いため、かえってケアが難しいことも多く有ります。
意思疎通が全く図れないような状態になってしまっている入所者もおり、家族も含めて幅広いケアが必要となります。

料金体系

では、介護療養型医療施設を利用するためにはどの程度の費用が必要であるのかについて紹介します。
まず、2人以上で生活ずく多床室である場合、介護保険の自己負担は2万4千円から4万円前後に部屋代の1万円弱を足した金額となります。
この金額は介護老人保健施設のものと大きく変わりません。

ユニット型個室を利用する場合については基本利用料金は変わらず、部屋代が6万円弱と高額になります。
さらにこれらの料金に加えて、食費や日常生活に必要となる消耗品の費用が必要となります。
ただし、おむつについては介護保険で捻出されるため、出費の必要はありません。

多くの介護療養型医療施設が病院の中に併設される形となっています。
常に医療の専門科によるサポートを受けることができるため、本人も家族も安心して生活することができる空間となっています。
また、季節ごとのイベントなども行い、利用者に季節の感覚を味合わせるようなことも行われています。
生活感を失わせないようにすることが、こうした後期医療に於ける重要なポイントとなっているのです。