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アバウト

サイトを立ち上げようと思った理由

この度は当サイトをご訪問頂きありがとうございます。
ここでは当サイトがどのようなことを解説するサイトであるのかについて、簡単に紹介致します。
その前に、まずは私がこのサイトを立ち上げようと思った理由について簡単ながら説明します。

現在、日本という国は大きな岐路に立たされている状態にあります。
多くの人があまりそれに対して自覚的ではありません。
2015年現在においてはまだそこまで問題が拡大しておらず、問題の顕在化とまでは言えない状態であるためです。
この問題がより大きな問題になり、取り返しがつかないものになるのではないかと言われているのが「2020年」です、すでに2020年問題という名前で呼ばれていることもあります。

日本が抱えている大きな病理であるのが「少子高齢化」という症状です。
少子高齢化は生産人口がそこまで必要ではなく、ライフスタイルが多様化している先進国においては一般的な流れではありますが、日本における少子高齢化の勢いというのは非常に早く、他の国とは一線を画しています。
唯一一人っ子政策を行ってきた中国だけは今後日本以上の人口減少率に陥る可能性がありますが、その他の国において日本ほどの速度で少子高齢化が進んでいる国というのはありません。

それでも、まだ問題が大きくなっていないのは、人口がまだ減少を始めているわけではないためです。
人口は微増から横這いの推移を見せており、まだなんとか維持ができています。
しかし、このバランスが崩れ、人口が減少に転ずることになるのが「2020年」と試算されているわけです。
この頃になると何が起こるのかというと、日本の人口の多くの割合を占めている「第二次ベビーブーム」の世代、いわゆる「団塊の世代」が平均寿命年齢に突入します。

これにより、多数の人口を抱える層が一気に崩壊し、人口が減少することになるわけです。
それでいてその後も老人の人口数は増え、労働人口数が経ることになるため、必然的に労働力が不足することが目に見えています。
そんな環境の中、労働力の不足と老人人口の増加の煽りを一身に受けることになる業界が存在しています。
それが「介護業界」です。

現在ですらすでに介護業界は人員不足の状態となっており、いわゆるブラックのような仕事を強いられている人も少なく有りません。
それでいて給与も少なく、待遇があまり良くないということから成り手が少なく、さらに人員不足を加速させる結果に繋がってしまっています。
これがこのまま継続することになれば、いずれ業としての介護は崩壊することになるでしょう。

私がこのサイトを作ろうと考えたのは、こういった事態を鑑み、ぜひ将来の介護について考えて頂きたいためです。
介護というのは、介護職だけの問題ではありません。
例えば年老いた親の介護、あるいは地域における介護など、自分の身にも十分関係があることになるのです。
この介護について十分よく考え、自分の問題として受け入れることが今後の日本の状況を変えるために重要なことです。