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  3. 管理栄養士とは?
介護に関わる職業って?

管理栄養士とは?

食事

栄養指導という形で人を助ける仕事

管理栄養士は、怪我、もしくは病気にかかっている人を対象として、治療を進めていくことが多いです。

わかりやすい例では、食事による療法を考えるスペシャリストとして働くことが多くなります。
そのため、食事以外の治療行為に対して口を出すということは少ないです。
管理栄養士の場合、病院で入院しないといけなくなった人に対して、適切な栄養補給を行わせるという目的で料理を作るのですが、その料理は、ただ美味しいだけではいけないという決まりも存在します。

というのも、人によってはアゴが上手く動作しないといった、障害を抱えている人もいるからです。
このような人に対しては、流動食、もしくは固形物を含むスープなどを出す形で、上手に栄養補給をさせる必要もあります。
管理栄養士は、患者の症状に合わせて料理を作るだけでなく、さらに医学にも精通している必要があるため、福祉の仕事の中でも責任は重い仕事である、と評価されることが多いです。
例えば、近年では漢方薬を含めたスープなども存在しますが、漢方薬にも西洋医学と同じで、食べ物の成分によって治療できるものに大きな違いがあります。

そして、このような食による医療を行う上で忘れてはならないのが、患者さんと親密な関係を築き上げることです。
管理栄養士は、食生活の見直しとして栄養改善、さらに栄養指導を行う必要があり、患者さんにも、どのような食による医療を行っているのか理解してもらう必要があるのです。
また、栄養指導には診療報酬が発生する仕組みになっていますので、長時間の栄養指導を行う場合も、報酬に対する安心感を得ながら仕事に取り組むことができます。

多くの人の役に立つことができる

今では、管理栄養士という仕事が注目されています。

というのも、多くの人から感謝される仕事であると評価されているからです。
近年では、怪我、病気ではなく、毎日の食生活に問題があり入院を余儀なくされる人も存在します。
管理栄養士は、そのような人にもアドバイスできますし、このような問題を抱えている人は、高齢者だけでなく若者まで含まれるのです。
管理栄養士の勤務先ですが、病院、福祉施設、学校、研究教育機関で勤務することが多いです。

ただし、管理栄養士になるためには、管理栄養士国家試験に合格しなければなりません。
国家試験の資格についてですが、4年制大学の管理栄養士過程を修了させる、もしくは4年制専門学校の管理栄養士過程を修了させることで入手できます。
長い苦労を経て、ようやく管理栄養士として活動できるのですが、それでも、食を通じて医療に参加できるということもあり、今でも管理栄養士の仕事は人気が高い状況です。