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  3. 移動介護従業者とは?
介護に関わる職業って?

移動介護従業者とは?

歩く

ホームヘルパーとは別物

移動介護従業者は、移動に関する介護を行うスペシャリストのことです。

そのため、移動介護従業者がサポートを行う相手は、歩行困難者、もしくは知的障害者のケースが多いです。
歩行困難者の場合は遠くまで移動することが辛いため、目的地まで送ってもらってから、歩行をサポートするというケースが増えてきました。
過去であれば、このようなサポートが難しかったため、あまり見かけることのないサービスの1つとして扱われることもありました。
しかし、今では介護者を簡単に乗り降りさせられるタイプの自動車が増えてきたため、広範囲に移動することも容易になったのです。

また、どのような目的で遠くまで移動することがあるのかというと、病院、買い物といった、生活で必要となる施設に移動する際に、移動介護従業者が必要となるケースが多いとされています。
人によっては、長く歩行そのものを行っていなかったので、地理そのものに詳しくないという人もいるのです。
そのため、今では高齢者、もしくは障害者の人たちが、移動介護従業者を頼りにするケースが増えてきました。

後、移動介護従業者とホームヘルパーの大きな違いですが、介護できる範囲の広さに大きな違いがあります。
例えば、ホームヘルパーは知的障害者に対してサポートを行うことは可能です。
しかし、移動介護従業者のように、視覚障害者、全身障害者の方までサポートすることはできません。
移動介護従業者は、ホームヘルパーとは違い歩行困難者の自立もサポートしているため、トータルケアを考慮すると、重い障害に悩まされている人ほど、移動介護従業者との連携で治療、自立を行ったほうが良いという判断がくだされているのです。

資格要件が細かく定まっている

移動介護従業者の定義ですが、資格も含めて、都道府県によって様々になっている状況です。

そのため、研修、もしくは移動介護従業者の資格の取得に関しては、まず各地域の担当部署に連絡を入れて、適切なアドバイスを受けたほうが、正確に資格を取得できることが多いです。
また、必ず研修期間(移動介護従業者に関する履修の時間)を通じて、移動介護従業者の資格を取得しないといけないという決まりも存在します。
なので、移動介護従業者になりたい人は、視覚障害者移動介護従業者研修を20時間、そして、全身障害者移動介護従業者研修を16時間、さらに、知的障害者移動介護従業者研修に対して19時間の履修が求められるのです。

それと、移動介護従業者の勤務先は、主に民間在宅介護サービスか、もしくは社会福祉協議会となります。
今では、移動介護従業者の需要も高まっているため、資格の取得を目指している人は増加傾向にあります。