1. >
  2. >
  3. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスとは?
サービスについて

定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスとは?

定期巡回・随時対応型訪問介護サービスの内容

定期巡回・随時対応型訪問介護サービスは、重度に介護が必要になった人に対し、24時間体制で在宅生活を支援していくためのしくみです。
厚生労働省によって全国的に実施されるようになっており、本格的な制度として実施するための段階で、モデル事業がいくつかの都市で行われました。

ポイントは介護と医療の連携を巡回を通して行うことであり、日中および夜間に訪問介護と訪問看護の両方のスタッフが定期巡回してそこで必要なケアをしていきます。

例えば自立して生活をすることができる人であれば、昼間の時間帯に買い物や調理など本人が行うのが難しい家事のみをホームヘルパーに頼むことができるのですが、寝たきりなど自力で生活行為ができない人にとっては定期的なケアが必要になります。
排泄や食事、その他に点滴や酸素吸入器の交換といったものは昼間の時間帯にまとめて行うことができない作業ですので、一日に数回居宅で介護・看護をしなければいけません。
そのために定期巡回・随時対応型訪問介護サービスが実施されており、実態をモデル事業として調査した上でどういったサイクルで巡回するのが適切かを判断していくのです。

なお平成27年度に定期巡回・随時対応型訪問介護サービスを利用している人は全国に1万人/日となっており、これが平成37年度までに15万人/日に増えることが予想されます。

メリット

定期巡回・随時対応型訪問介護サービスの最大のメリットは、従来の訪問介護では対応してもらえない夜間の時間帯にケアをお願いすることができるという点です。

これまでの訪問介護サービスは、昼間の時間帯30分~1時間程度の滞在で家事やケアなどをまとめて行うという方法がとられてきました。
そこで新しい定期巡回・随時対応型訪問介護サービスを利用することにより、1日に3~6回前後定期的に訪問をするようになるので、そのときに必要なことだけを支援していくという形になります。

時間ごとにケアが限定されてしまうと、排泄や食事など時間の経過とともに必要になるケアに細かく対応することができないという問題がありました。
それを細かくサービスを分けて提供するという形でカバーしていくのが制度の趣旨となっています。

また定期巡回・随時対応型訪問介護サービスを利用する時には呼び出しコールを設置することもできるので、決められた時間以外にも対応が必要になったときにすぐに連絡ができるのです。

利用方法

定期巡回・随時対応型訪問介護サービスは介護保険が適用されることから、まずはケアマネジャーを通して申し込みをします。
利用前にケアマネジャーが実際の介護の様子を調べますので、そこからどれくらいの頻度で訪問するかということをケアプランに作成してくれるでしょう。