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サービスについて

福祉用具貸与サービスとは

福祉用具貸与サービスの内容

福祉用具貸与サービスは、介護保険制度が適用される福祉に必要な用具をレンタルできるサービスです。

原則としてレンタルで支給されることとなっていますが、例えば排泄に関する器具のように以前誰か別の人が使用したものを貸し出すといったことに心理的抵抗感があるものについては「特定福祉用具」として販売対象となっています。

レンタルできる用具はそれを使用する人の要介護認定によって異なっており、器具の種類によりかなり細かく分類されています。
なお、要介護認定が軽度な人であっても特例としてレンタルすることができる場合もあるので、担当のケアマネジャーに相談をしてみてください。

注意したいのが、この福祉用具貸与サービスは介護が必要な高齢者にとって「あると便利だから」ということではなく、「ないと困るから」というレベルで貸出がされるということです。
例えば福祉用具貸与サービスの代表的な用具である車椅子などは、自力で歩くことはできるけど外出時にあったら便利という程度では貸出を受けるのは難しくなっています。
体力の低下などにより歩行が困難な人に対しては車椅子ではなく歩行器が推奨されるなど、それがないと生活が困難になるということでレンタルするかが許可されるのです。

貸与サービスを受けるメリット

福祉用具貸与サービスのメリットは、安価で必要な専門用具を使用することができるという点です。
介護保険が適用されると自己負担金は1割ですむということから、購入をする場合数十万円以上もするような福祉用具を、すぐに手に入れることができます。

参考金額として介護保険制度でレンタルをした場合、電動ベッドのレンタル費用は月額1000円程度、マットレスは月200円程度、サイドレール50円程度で利用が可能です。
電動ベッドは自力で体を起こしたり寝返りをうったりするのが難しい人が使用する福祉用具ですが、もし自費で調達をしようとすると本体だけで30~50万円程度がかかります。

マットレスは3~6万円程度、サイドレールは8000円~6万円くらいとなっているので、それが月額1250円から利用できるというのは家族にとっても大変ありがたいことではないでしょうか。

また、介護の場合は症状によって必要な用具が変化するという大きな特徴があります。
購入をした場合、その後の病気や体調の変化によって不要になった器具を自分で売却や廃棄しなければならず、その手間や費用もかかってきてしまうでしょう。
その点、この貸与サービスでレンタルすれば、不要になったら返却すればよいのです。

利用方法

福祉用具貸与サービスは、基本的に担当のケアマネジャーを通して申し込みがされます。
ケアマネジャーは地域包括支援センターもしくは自治体の福祉課で相談を受け付けているので、そこでケアプランを作成してもらうときに必要な用具をリストアップしてもらいましょう。