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  3. 介護士試験の難易度は?
介護に関わる職業って?

介護士試験の難易度は?

難易度

介護福祉士の資格

介護の仕事のために、資格は必ず必要なものではありません。
ただ、「介護福祉士」という名前を名乗るためには国家資格である「介護福祉士資格」を取得する必要があります。
また、就職の際にはこの資格を所有していることが条件となっている場合もあり、就職の際に有利であることは間違い有りません。
ここでは、介護福祉士の資格を取得するために必要な「介護福祉士国家試験」について紹介します。

介護福祉士国家試験は、筆記試験と実技試験の2つの試験を行います。
両者共に全体の6割以上の得点をすることが合格基準となっています。
その年の難易度に応じてある程度上下するため、安定して合格を目指すのであれば7割、8割の得点を目指したい所です。

筆記試験においては十科目についての試験が行われます。
「人間の尊厳と自立」「介護の基本」「人間とコミュニケーション」のような項目の他、「介護の過程」や「障害の理解」などについても知識を持っている必要があります。
最終課題は「総合問題」となっており、これまでの科目を総合した実力が問われることになります。

試験自体については国家試験の中では際立って難易度が高いものではありません。
しっかり勉強をしていれば合格できるレベルの内容です。

受験者数や合格率

では、介護福祉士国家試験の受験者数の推移や、合格率の推移について紹介します。
第一回試験となった平成元年の試験においては、1万2千人前後が受験し、2700人前後が合格するという結果となりました。
合格率にして23%と極めて低い数字であったことがわかります。
この後は一時的に受験者数が減少した関係で合格率が上がりますが、暫くの間は50%前後を上下する状態となりました。

これが大きく変化することになったのが平成23年です。
平成23年にはそれまで50%前後だった合格率が一気に64%まで向上しました。
その後も平成26年まで60%以上を維持しています。

介護福祉士の受験者は男性が26%に対して女性が74%となっており、圧倒的に女性が多い事がわかります。
年齢としては40代の合格者が最も多いという結果となりました。