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  3. 言語聴覚士とは?
介護に関わる職業って?

言語聴覚士とは?

おばあちゃんの手

リハビリだけでなく指導も行う

世の中には先天的、もしくは後天的な理由で耳を悪くしている人がいます。

また、このような人の中には補聴器だけでは生活が困難になる人もいるため、今では、言語聴覚士が専門的なリハビリを通じて、治療を行うケースが増えてきました。
言語聴覚士の仕事内容ですが、骨折時のリハビリのように全身をケアするような形でリハビリを行っていきます。
例えば、聴覚だけでなく、その他にどのような問題が生じているのかを、ヒアリングという形で1つずつ調べていくのです。
このような行動には、言語聴覚士として患者と二人三脚の構えを取るという意味と、なるべくインフォームドコンセントを目指すという意味により、ヒアリングを行っていることが多いです。

インフォームドコンセントとは、十分な説明を通して信頼関係を築き上げる、もしくは使用する薬、器具などを理解してもらうという意味とされています。
今では、医師のほうで一方的に治療内容を決めてしまったり、患者の了解を得ないで治療をスタートするということが問題視されているため、リハビリでも、インフォームドコンセントを重んじているのです。

また、言語聴覚士の仕事の中には問題の特定を行うというものもあります。
例えば、毎日の生活習慣、使用している薬、人間関係なども調査し、どのような要因で聴覚に障害を負ってしまったのかを判断するのです。
そして、生活習慣に問題がある際は指導を行うという形で、長期にわたる障害の悩みを取り除くというケースも増えてきました。
最近では、言語聴覚士とソーシャルワーカーが連携するケースも増えています。
患者によっては、日常において複合的な問題に悩んでいる人もいるので、リハビリといっても、人によって治療内容が大きく変化することも少なくありません。

多くの職場で資格を活かせる

言語聴覚士の主な勤務先ですが、リハビリテーションセンターだけではありません。

テレビなどで言語聴覚士の特集を見ると、リハビリテーションセンターで指導などを行っていることが多いのですが、実際は病院、その他の医療機関、もしくは身体障害者向けの施設(福祉施設など)を通じて治療を行います。
また、言語聴覚士に鳴るためには、高校卒業後に、言語聴覚士の養成校に3年間通う必要があります。

そして、言語聴覚士の国家試験に合格された方が、言語聴覚士として活動できる仕組みになっているのです。
言語聴覚士の魅力は、なんといってもリハビリテーションセンター以外でも活躍できるところにあります。
最新の設備が整っている環境で勤務できることも多いので、自分が望む環境で理想的な治療を行える面も、言語聴覚士だけの魅力かもしれません。