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  3. デイサービスとは?
介護に関わる職業って?

デイサービスとは?

食事

通所介護とも呼ばれる

介護サービスとして1つ目に紹介するのは「デイサービス」についてです。
デイサービスは「通所介護」とも呼ばれる介護の方法です。
「デイ」というのは日中という意味であり、ようするに夜通しで介護を行う施設ではなく、日中だけ要介護者を預かって介護を行うという点にポイントがあります。
それでは、デイサービスにおいてはどのようなことが行われるのでしょうか。

デイサービスにおける重要なポイントとなるのは、健康チェックです。
まずは通所してきた高齢者の体温を測ったり、問診をするなどして病気になっていないか、体力の低下がないかなどをチェックします。
チェックの内容によってはその日のサービスを一部お休みさせる、というようなこともあります。

健康チェックをパスした場合、次に行われるのが入浴のサポートです。
要介護となると自分だけではお風呂に入れない人が多いため、これをサポートすることになります。
職員は事故が起こらないように最新の注意を払いながら入浴の補助を行います。
高齢者とは言え、男性には男性、女性には女性の介護士がサポートを行うようにするのが普通です、人員不足の場合にはその限りではありませんが……。

健康チェックにおいて熱がある場合には入浴はパスされることになります。
特に高齢者は体温の管理機能が低下していることがあり、発熱状態で入浴すると病状が急激に悪化する可能性があるためです。

デイサービスでは食事の提供も行われます。
朝食から提供される場合と、昼食・夕食の提供となっている場合があります、これは所によって違っているため、サービス内容の確認が必要です。
食事については個人の体調や病気などに合わせて食品を変更する必要があります。
また、単独で食べることが出来ない人には食事の補助を行うことになります。

そしてさらに、機能訓練というものが行われます。
これは例えば認知症を抱えている人にはパズルやドリルのようなものをやってもらって頭の体操をしてもらう、というようなものです。
認知症においては他社とコミュニケーションを取ること自体がリハビリになる側面もあるため、その点も重要なポイントとなるでしょう。
また、昼過ぎ頃にはレクリエーションを行い、頭と体を通所者全員で体操する、というようなことも行われます。

重要なポイント

それでは、デイサービスの利用においてはどのような点が重要になるのでしょうか。
多くの要介護者というのは、どうしても日常生活において人とのつながりが希薄になっています。
このつながりの希薄さがさらに自分の存在を希薄なものにさせ、認知症の症状を進行させるようなことも多くあります。
そのため、「外出させて人との関わりをもたせる」ということは要介護者にとって非常に重要な意味があります。

そのため、所における人間関係の相性なども重要なポイントとなります。
認知症の人も「感情」は持っているため、ストレスを感じる場所に通わせていると帰って病状が悪化してしまう可能性があります。
事前に見学などを行って、所の雰囲気を見て決めるのがよいでしょう。